はじめるまえに……
今回、
R18とさせていただいてます
性描写が含まれますので
年齢に満たない方や
そう言う描写に嫌悪感、苦手意識のある方は
ご遠慮いただくことをお勧めします
大丈夫な方はこのままご覧いただいて……
続きをどうぞっ (≧▽≦)ゞ
門脇が放つ吐息が空気を震わせるように感じる。顎(おとがい)から首筋にかけて唇を滑らせ、鎖骨付近でその肌を啄ばむように吸う。その場所がほんのり朱く色づいて痕が残る。
「あ、……聡志さん……」
シャツのボタンに掛けられた指を制止するように門脇の手が重なる。
「んっ……」
「ダメ、か?」
何か言いたそうなのを先回りして尋ねた本郷の声が上ずっていた。自分を求めてそうなっていることを感じて、門脇は困ったような顔で本郷を見つめる。
「そう……じゃないけど」
言い澱み、時間を気にするように時計の方を見る。
「気にするな……」
「だって、んっ……」
会議が始まってから1時間が経とうとしていた。早海が会議からいつ戻ってくるのか気が気ではなくて。
それなのに、再び塞がれた唇を割って舌が入り込んでくる。絡め取られて、吸い上げられて……、意識は強引にそちらに奪われる。
「ぁっ、……ん……」
シャツの裾がたくし上げられて、そこから侵入した手が胸の小さな突起に触れる。それだけで、身体が電流が流れたように跳ねて、大きく見開いた目が縋るように本郷を捉えた。
「気持ちいい?」
門脇のそんな反応を嬉しそうに見て、低く囁く。
戸惑いながらも、小さく頷きを返した姿を確認して、本郷はその身体に顔を埋めると、臍の周りや鳩尾に唇を寄せ丹念にキスを施し、胸の尖りをさらに強く指で嬲ってやる。
ソファーの背に完全に上半身を預け、くすぐったい感触に門脇は身を捩らせて息を荒くしていて。そんな色気のある門脇を見ると、本郷も自分を止めることができないほどに高ぶってしまう。
さすがにこんな所で、しかもこの後もまだ実務があるにもかかわらず、門脇に負担を強いるのは自分の意思に反することではある。けれど、このまま中途半端に門脇を放っておいて、あらゆる場所で彼の艶っぽい姿を他人に見られるのも自分が耐えられそうにない。
「んっ……、やっ」
スラックスのジッパーを下げると、硬く張りつめた門脇の欲望を下着の圧迫から解放して、口腔内に含む。
「あっ……だ、めっ……、聡志……さ、ぁっ……」
自身の脚の狭間に感じる本郷の吐息と、それらに勝る程の羞恥、それから口腔内の熱さ。堪らず両手で本郷の頭を抱えて、でもそれが押し付けるようになってより刺激を感じてしまう。
舌と唇で扱かれるように愛撫を受けたソコは、門脇の気持ちとは裏腹にますます大きく孕んで……。
「や、だっ……ぁっ、いっ……」
しばらくするとビクビクと全身を震わせて、それから大きく息を吸い込むのを感じる。
「いくっ……イっちゃう」
ピンと体が張り詰めるように強張ると、本郷の口腔内に白濁とした精を吐露した。
最後の一滴まで漏らさず、飲み込んで綺麗にその部分を舐めとってやる。
その姿をぼうっとする視界の中で見つめて、力なくソファーに身体を沈めると長い吐息をついた。
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